林道での恐怖

山に行くといろいろな事がある。

天気の良いある日、私は舗装された林道を歩いていた。

すると前方から猫を少し大きくしたような動物が私の方に向かって走ってきた。

私はカメラを構えたが、その動物は次の瞬間、道路脇の藪に入ろうとした。

それがこの写真。

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豆粒の様で判別できないと思う。望遠で撮ったのがこれ。
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ウリ坊である。つまりイノシシの子供。

茂みに入ったが、私は何事も無かった様に道路を進んでしばらく様子をみていたら茂みから道路に出てきた。
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野生のウリ坊を写真撮影できたのは初めてで嬉しかった。こちらの様子をうかがうように立ち止まってくれたので何枚も撮影することができた。しばらくすると再び駆け出して遠ざかっていった。

20mほど歩いていくと今度は2匹のウリ坊が道路を横切っていた。山側の茂みから谷側に移動していたが道路の真ん中くらいまで来たら・・1匹が山側の方を向いて

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鳴いたのだ。 藪の中で大きなものがガソゴソ移動する音が聞こえた・・・

2匹は谷側に行くのを止めて、山側の藪に戻り始めた。それが上の写真。

私はすべてを悟った。人生には知らなくて良いことも沢山あると思う。本当は知りたくはないんだけど知ってしまった時の虚しさは・・いや、そんなもんじゃなくて この場合、恐怖である。

道路の真ん中でカメラを構えていた私は静かに山側の道路端のコンクリート部分に移動して身をひそめるように息をころした。

心の中では「親が出てきませんように・・」と十字をきったのである。まぁ、クリスチャンではないんですが、この際、有効な祈りだったら、コーランでも般若心経でも何でもよいから唱えたい気分。

2匹の子供たちも藪の中に消え10分ほどしてから周囲に異常の無いことを確認しつつ林道をすすみました。ほんと心臓に良くない一瞬。

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